英文をイメージするトレーニング
読んだ英文の意味を頭の中で絵にするトレーニングです。
これは英文や単語のイメージを頭に埋め込むために行うものです。
なぜ、イメージで頭に埋め込むのか。訳してしまえばいいように思いますが…
私たち日本人は日本語を読み聞きするときに、いちいち頭の中で絵を描いたりしませんよね。
言語学的なことや心理学的なことはわかりませんが、
これは日本人には日本語の単語や文のコンセプトが完全に頭に入っているので、
言葉の意味を噛みしめなくても、瞬時にイメージできるからではないかではないか、と思います。
この伝達システム?を英語にも利用して、
最終的には、私たちが日本語を読み聞きするように、
英語を読み、聞くことができるようになるために、
一歩一歩トレーニングを始めることをおすすめします。
頭の中で絵を描く感覚をつかみましょう
次のような簡単なトレーニングをしてください(単語は非常に簡単なものですが、しっかりと行ってください)。
(例)次の単語をイメージしてください。
apple
もし
<apple→りんご(日本語)→りんごのイメージ> という順番で浮かんだら、さらに訓練が必要です。
<apple→りんごのイメージ> となるように練習しましょう。
日本語で 「appleは“りんご”」 と訳さないで、その瞬間にりんごの絵が頭に浮かぶように訓練しましょう。
では、つぎの単語を頭の中で思い浮かべてください。日本語訳厳禁でお願いします。
a book/ a ballpark/ a park/ a highway/ a mountain/a river/a gate/ a airplane/a
ship
知らない単語がある場合は、英和辞典で調べてもかまいません。
調べた時に日本語でその単語のイメージし、次に英語とイメージを結びつけましょう。
そして、その英単語の頭の中にあるイメージを見ながら2〜3回発音してイメージと単語を結びつけましょう。
例:
ballpark の訳「野球場」を辞書で調べる
↓
野球場をイメージする
↓
頭の中にできたイメージをみながら、2〜3回ballparkと発音する。
簡単な英文にチャレンジ
単語をイメージする感覚ができれば今度は文です。この訓練は単語のレベルも文法的にも非常に簡単な英文から始めましょう。このことは中級者・上級者の方にもオススメです。平易な英文を読むことは、スポーツにたとえると、体を鍛えるトレーニングにあたると思います。
英文をイメージするトレーニングの開始当初は英文を日本語に置き換えてしまうかもしれません。そういう場合はその日本語を頭の中で絵にしてみましょう。そして、その絵を頭の中で思い浮かべながら英文を発音してください。
では、つぎのやさしい文で試してみてください。「彼女」とか「ボブ」などについては人がイメージできていれば結構です。
@ She is playing tennis now.
A Bob is driving along the Tone River.
B Marry has a dog.
@テニスをしている様子
A利根川に沿って車を運転している様子
B犬を飼っている様子
思い浮かぶイメージはひとそれぞれで構いません。たとえばBの「犬を飼っている様子」は散歩させているときの絵でも、メアリと犬がいっしょにいる絵でも、また、犬だけのイメージでも、メアリが犬を飼っていることが理解したうえでイメージした絵ならOKです。
筋力トレーニングなどは開始する重さやスピードは自分自身の体力にあわせて行っています。ですから、自分は「もうちょっと長い文」から、とか「思いっきり簡単なものから」とか、始める程度はご自身で決めてください。
スポーツと違うところは、warm upからはじめる必要なないというところです。できれば3つのレベルぐらいを用意して、むずかしいと思えば簡単なもの、簡単すぎればむずかしいものと、切り替えて教材を利用してください。。
Graded Book
さて、「どの教材でこの訓練をするか」ですね。私は英語でストーリーのあるものを読むことをお勧めします。まったくの初心者の人には日本語訳がないと、どんな英文でもつらいかもしれません。しかし、意味がわからなくても気にせず、落ち込まずに読み進めてください(keep reading)。英語に、アルファベットに慣れることから始めるつもりになればできると思います。だからといって、いきなりペーパーバックというのではなく、もっと入り口になるものから始めましょう。そこでGraded Bookです。
Graded Book というのは主要使用語(見出し語)の数によって、レベルを分けているシリーズのことです。
主なところでは
Oxford Bookworms Libraryシリーズ、
Penguin Readerシリーズ、
Cambridge English Readerシリーズがあります。
まず、Penguin Readersシリーズからご紹介します。
Penguin Readersシリーズでは見出し語の数によって、6段階に分かれています。
Penguin Readersには、映画になった小説・映画のノベライズ版、有名な著者では、たとえば、John Grisham(ジョン・グリシャム)氏やStephen
King(スティーブン・キング)氏の小説を要約したもの、つまり氏の小説のPenguin Readers版などもあります。
このPenguin Readersがペーパーバックへの入り口となることは
このことからもいえるでしょう。
このシリーズのもう一つ前のレベルに見出語200語のEasyStartsシリーズもあります。EasyStartsシリーズはページ数も少なく、1つ1つの文が短く書かれています。すべてのシリーズに日本語訳はついていません。
未知語
どんなに簡単な英文でも知らない単語に出くわすこともあります。がっかりする必要なんてまったくありません。今までその単語を使う状況に出会っていないだけです。不明語を調べたら、不明語の訳だけを確認して、前述したように英語とイメージを結びつけましょう。
音読
読物として楽しむときは、黙読する人がほとんどだと思います。しかし、ここでの勉強法としては、黙読だけでなく音読することもお勧めします。Penguin Readersシリーズではタイトルによって朗読CDも販売されています。
音読は単調になりがちなので、音読の方法を工夫しましょう。皆さんもいろいろ工夫されていると思いますが、私は次のような音読法を実践しています。
- 1.思いっきりゆっくり読む。
- それこそ母音と子音がくっきり分かれるくらいゆっくり読みましょう。口の動きのトレーニングです。
- 2.人に聞かせるつもりで読む。
- 聞いている人に話を理解してもらうつもりで読みます。
- 3.意味の塊ごとに区切って読む
- I played table tennis when I was thirteen.という文なら、
I played table tennis 卓球をしていました
when I was thirteen. 13歳のときに
とI played table tennisを見て顔あげてこの箇所を音読します。そしてwhen I was thirteen を見て、顔を上げて音読します。
- 4.シャドーイング
- 今流行り?のシャドーイングです。CDやカセットなどの英語音声をかけて、ポーズを置かないで、聞きとった英語をすぐ後をつけて発音することです。影のようについていくので、シャドーイングと呼ばれています。Penguin Readersシリーズでシャドーイングをする場合はCD・カセット版のあるものを選んでください。シャドーイングについてはこの情報館であらためてレポートする予定です。